このたび、第213回日本口腔外科学会関東支部学術集会を担当させていただく、日本大学松戸歯学部口腔外科学講座の小宮でございます。
　新型コロナウイルス禍中の不透明な社会状況下での、開催方法にはさまざまな選択肢があり、対面方式での開催やハイブリッド、Webライブ方式、オンデマンド方式等での学術集会の開催を模索しておりました。新型コロナウイルスの蔓延や感染拡大を懸念する中、私どもとしては、安全性に配慮しソーシャルディスタンスを確保しやすい会場を確保したうえで、対面方式による学術集会の開催を目指し準備をすすめて参りました。
　しかしながら、コロナ禍の不透明な社会状況を鑑みますと、残念ながら５月に確実に対面方式での集会を開催できる目途が立たない状況です。
　断腸の思いで、現況での安全な集会開催を最優先とする方向に方針を転換し、本学会学術集会とリフレッシュセミナーは当初にご案内いたしました対面形式での開催を中止し、Web方式での開催に変更させていただきます。
　会長として皆様と会場で直接お会い出来ないことは大変残念ですが、少しでも実り豊かな学術集会とするために講座医局員一同と共に誠心誠意準備して参りますので、奮ってご参加いただき、活発な議論を交わしていただけますようお願い申し上げます。
　歯科臨床医リフレッシュセミナーは、日本顎関節学会の治療指針である「顎関節症治療の指針2020」の刊行に学術委員会委員長としてご尽力いただきました、小見山　道教授に「顎関節症治療の指針2020について」のタイトルでご講演をお願いしております。「顎関節症治療の指針2020」は，世界標準の顎関節症診断基準に準拠して、一般臨床歯科医師が使用できる標準的な診察，検査，診断および治療の指針として作成したものであり、今回は、その内容について臨床に即してわかりやすく解説していただきます。
　たくさんの演題のご応募とリフレッシュセミナーに多くの歯科臨床医の先生方のご参加をお待ちしております。